国税庁は7月1日に令和4年分の路線価を公表しました。路線価とは、その年の1月1日時点における主要な道路に面した1㎡あたりの土地の価格のことをいい、相続税や贈与税を計算する際の土地の評価などに活用されます。
令和4年分の路線価は、ここ数年は新型コロナウイルスの影響を受けて下落していたものの、景況感の改善による土地需要の高まり等が要因となり2年ぶりに上昇に転じました。
全国の最高路線価は37年連続で「東京都中央区銀座五丁目中央通り（鳩居堂前）」となっており、1㎡あたり4,224万円（1坪：1.39億円！）となりました。全国では、15都市（前年分：8都市）で上昇、16都市で横ばい（前年分：17都市）、16都市（前年分：22都市）で下落となり、都市によって差はあるものの上昇傾向にあります。