インボイス制度とは、簡単にいえば、取引内容や消費税率、消費税額などの記載要件を満たした請求書などを発行・保存しておくという制度です。要件を満たした請求書を保存しておくことで、仕入れ側は消費税の仕入額控除を受けることができます。
国税庁は6月30日,インボイス制度特設サイトを更新し,適格請求書発行事業者公表サイトにおけるWeb-API機能等の仕様書を公開しました。
今年の10月1日から適格請求書発行事業者の登録申請がスタートいたします。
登録された情報は,適格請求書発行事業者公表サイトで確認することが可能です。
同サイトには,検索機能とデータダウンロード機能に加え,システム間でデータ連携を行うためのWeb-API機能が実装されることとなっており,利用者のシステムから抽出条件を指定してリクエストを送信すれば,指定条件に合致する登録情報の最新情報を入手することが可能となります。
具体的には,①登録番号を指定して情報を取得する機能,②取得期間を指定して情報を取得する機能,③登録番号と日付を指定して情報を取得する機能があり、例えば,①では,指定された登録番号に係る登録年月日,取消年月日及び失効年月日に紐づく最新情
報(履歴情報は任意)を取得でき,インボイスに記載された登録番号が有効かどうかの確認などに利用可能です。
なお,Web-API機能等の仕様書に関する問い合わせは,下記のメールアドレスで受け付けております。
invoice-web-api@nta.go.jp
〈担当窓口〉
国税庁 課税部 消費税軽減税率制度対応室